姿勢と呼吸の関係

岡山市肩こり専門たいな整体院の中道です。

今回は姿勢に大きく影響を及ぼす『呼吸』について解説していきます。正しい姿勢を保つことで呼吸が深く、効率的に行われるようになります。また、深い呼吸をすることで筋肉の緊張が緩和され、姿勢も改善されることがあります。

呼吸の深さと容量

正しい姿勢を保つことで、胸郭や腹部の筋肉や骨格が適切に配置されます。これにより、呼吸に必要な筋肉の働きが最適化され、深く、効果的な呼吸が可能となります。正しい姿勢を保つことで、肺が十分に膨らみ、酸素を取り込む能力が高まります。

逆に、猫背や肩こりなどの悪い姿勢を続けていると、肺が圧迫され、呼吸が浅くなります。

呼吸のリズムとパターン

姿勢が崩れたり、猫背や前かがみの状態になると、呼吸のリズムやパターンが乱れることがあります。正しい姿勢を保つことで、呼吸のリズムが安定し、正常な呼吸パターンが確保されます。

胸郭と腹部の関係

正しい姿勢では、胸郭が広がり、腹部が自然に膨らみます。これにより、呼吸の際には、腹部が降下し、胸郭が上昇する正常な呼吸運動が行われます。一方、姿勢が崩れると、胸郭が圧迫されたり、腹式呼吸が制限されたりするため、呼吸効率が低下する可能性があります。

呼吸の筋肉の働き

正しい姿勢を保つことで、呼吸に関与する筋肉、特に横隔膜や腹横筋が適切に働くようになります。これにより、呼吸の効率性が向上し、より楽な呼吸が可能となります。脊柱や骨盤周りの筋肉が緩んで血液循環が促進されます。これにより、姿勢の歪みが改善され、身体全体がリラックスする効果があります。

逆に、不良姿勢による猫背や巻き肩があると、横隔膜や腹横筋などの呼吸筋が働きにくくなることで、首や胸部の筋肉が呼吸で使われることとなります。そのため、呼吸するたびに筋肉が収縮することとなり、筋肉のコリや張りにつながってしまいます。

まとめ

正しい姿勢を保つことで、呼吸におけるエネルギー効率が向上し、酸素供給が増えます。また、呼吸によって代謝産物が除去されるため、全身の健康にも良い影響を与えます。逆に、姿勢が悪くなると、呼吸に制約が生じ、呼吸の効率が低下し、疲労感やストレスの増加につながることがわかっています。

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